内科医が積水ハウスでこだわりのマイホームを建てる

良い家作りに必要なこと、学んだことを記事にします!

注文住宅で値引き交渉をお薦めしない10個の理由

【はじめに】

 注文住宅を建てるためには大きな金額が必要となるため、少しでも安く建てたい!とほとんどの方は希望すると思います。そのため値引き交渉について気になる方は多いと思います。

「物価高で生活費も増え、ハウスメーカーの値上げラッシュ、給料も増えないけど、マイホームを建てたい!」

「ネット上では、効果的な値引き交渉のノウハウが公開されているけど、値引き交渉をしていいのだろうか」

「値引き交渉によるデメリットがあると聞くので不安だ」

 私も、「今後は子育てにもお金がかかるので、少しでもお得に建てたい!」と考えて、値引き交渉をするかどうかとても悩みました。ですが最終的に、値引き交渉は一切しない方針にしました。

 この記事を読むことで、ハウスメーカーと値引き交渉をすることによるデメリットが分かるようになります。その結果、皆さんが良い家作りができるようになることを目的にします。

 そのためにこの記事では、値引き交渉のデメリット、お薦めしない理由を分かりやすく列挙し解説していきます。

 積水ハウスで値引き交渉をしなかった私の経験談も踏まえ記事にします。

 私は高額な住宅金額を目の前にし、精神的に不安になっていました(今も不安はありますが)。いま、値引き交渉をしようと考えている方にぜひ読んで頂きたい記事です!

【目次】

値引き交渉をお薦めしない10個の理由

 値引きを求めると、ハウスメーカー側はどこかで利益を削る必要がでます。この値引きにより、最悪の場合は住居全体の問題に発展し、後々トラブルになるリスクを背負うと考えると、恐怖です。ハウスメーカーでは、各工程をそれぞれの担当者、下請け業者に依頼しているので、どこかにしわ寄せが生じてしまいます。早速、値引きをお願いすることで生じうるリスクについてまとめます。

1)下請けの建築会社(大工さん)の施工の質が落ちる

 住宅を一棟建てるためには建築会社の大工さんが重要です。建物工事の多くを大工さんが担当しますが、その仕事量は驚くほど多いです。仕事をしても得られる利益が少ない物件でしたら、モチベーションが下がってしまいますよね。結果的に施工の質が下がってしまうと、住宅全体の出来に支障をきたすリスクがあります。

2)外構の質が落ちる

 外構業者も同様です。

3)下請けの建物工事、電気配線、水回り設備業者の施工の質が落ちる

 建物の各担当部門も同様です。

4)担当営業マンの心証が悪くなる(関係悪化の代償)

 営業マンもある程度は値引きを頑張ってくれて提示しているはずです。そこに更に値引きを要求する場合は注意です。上手に値引きをお願いできればいいですが、その自身がありますか?。下手をすれば、心証が悪くなってしまいます。営業マンの心証が悪くなると、家作り全体に負の影響を生じる可能性があります。営業マンとは家作りが終わるまで関わりますし、家が完成した後も、関わりが続く場合があります。悪化することでのデメリットは大きいです。

 私たちも関係が良い方、相性が良い方には良くしたくなりませんか?家作りでも同様です。

5)営業マンから値引きで駆け引きされる

 ハウスメーカー側は少しでも得られる利益が増えるようにするので、駆け引きされてしまいます。駆け引きをされたツケは必ずお客に帰ってきます。

6)営業マンから相手にされなくなる

 要求が多かったり、面倒なお客さんだと思われると、相手にされなくなります。ハウスメーカーの営業マン側からしたら、「無理にウチで契約してくれなくてもいい。建てなくてもいい」「面倒な人と関わりたくない」「些細なことで文句を言ってくるような顧客とは関わりたくない」でしょうから。医療の世界でも同様です。良い方には良くしたいと思うのが普通です。

7)設計士さんの能力が発揮しにくくなる

 値引きをしていることは設計士さんにも伝わります。あまりに金額を気にしすぎると、設計士さんの手腕が発揮しにくくなります。注文住宅で良い家を建てるためには、設計士さんが存分に仕事をして頂ける環境作りが大切です。

8)インテリアコーディネーターさんの能力が発揮しにくくなる

 インテリアコーディネーターさんも同様です。金額を気にしすぎると、インテリアを選べなくなります。住まいの質に影響を及ぼす部分はインテリアだと思います。

9)各担当者のモチベーションが下がる

 値引きを要求すると、結果的に家作り全体に関わる方々のモチベーションが下がってしまうリスクがあります。他の物件より利益が少ない物件にモチベーションを維持することは難しいですよね。結果的に品質が落ちたり、施工不良になったりして後々の後悔につながる可能性があります。

10)住みよい、満足のいく家作りができなくなる

 一番伝えたい項目です。少々の値引き交渉はしてもいいかとは思いますが、そこまでにしましょう。値引き交渉をしても、目先の金額が下がるだけで、私たち顧客にはメリットがないです。良い暮らしを手に入れるためにマイホームを建てるのに、逆に満足感の乏しい家作りになってしまうのは本末転倒です。

 

 以上が、値引き交渉のデメリットと私が値引き交渉をお薦めしない理由です。皆さんのご参考にください。

積水ハウスで値引き交渉はしませんでした

 目先のわずかな値引き金額を得ることで、失うこと・将来抱えるリスクが大きすぎると判断し、私から値引き交渉はしませんでした。値引き交渉に使う時間があれば、自分たちに無駄がないか、間取りでコストダウンを計ることができないかを真剣に検討し金額を下げるべきだと考えます。

 我が家の担当営業マンは、優秀で、安心してお任せできる方でした。値引き交渉はしなかったですが、当初からしっかりと値引きをして頂いていました。結局は「できる営業マン、信頼できる営業マンに出会えるか次第」だと切実に感じています。

 

まとめ

 注文住宅で値引き交渉をお薦めしない理由、デメリットを解説しました。

 目先の値引き金額で、家作りがうまく進まないリスク、将来トラブルになるリスクを取りたいですか?それでも値引き交渉をする際は、決して無理な値引きにならない範囲に留めましょう。

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