【はじめに】
「子供が生まれ、いまの手狭な賃貸生活は不便だな」
「いまの住まいで夏は暑く、冬は寒い生活を続けていくのは嫌だな」
「住宅性能の低い家で子育てをすることに不安がある」
「住宅性能の低い家で生活をすることで、どのようなデメリットがあるのか知りたい」
「もっといい家で子育てをしたいな」
このように現在の住環境に不安や疑問を感じている子育て中の方は多いと思います。
この記事を読むと、住宅性能の低いアパートや一戸建て賃貸、築年数の古い一戸建て等で子育てを続けていくことに多くのデメリットがあることが分かるようになります。その結果、高い住宅性能を備えた家作りの必要性が分かることを目標にします。
ここでは、子育て中の方が、住宅性能の低い家で子育てをすることの具体的なデメリットを列挙し解説します。
私自身は積水ハウスで家を建てる前まではローコストの一戸建て賃貸生活でした。特に子供が生まれてからは不便を感じることが増え、住宅性能に疑問を感じるようになりました。この経験談を元に、性能の低い家で子育てをするデメリットを解説していきますので、似たような境遇の方はぜひ参考にください!
【目次】
- 住宅性能が低い家って?
- 住宅性能の低い家で子育てをする18個のデメリット
- 1)子供の日々の体調管理が難しくなる
- 2)子供の将来的な病気につながっていく可能性
- 3)親の生活、仕事へ影響がでる
- 4)医療費が増える
- 5)光熱費が高くなる
- 6)家電にお金がかかる
- 7)水道代が高くなる
- 8)火災保険料が高くなる
- 9)地震保険料が高くなる
- 10)感染対策が難しい
- 11)周囲の空気環境の影響をうけてしまう
- 12)遮音性がないことの影響
- 13)近所迷惑を考え、音楽を使った子育てがしにくくなる
- 14)災害(特に地震)への不安を感じながらの生活
- 15)火災への不安を感じながらの生活
- 16)祖父母にお世話を依頼する際に余計な子育て負担がかかる
- 17)防犯対策が乏しい
- 18)天候不良時の子供の車への昇降がストレスに
- まとめ
住宅性能が低い家って?
「住宅性能」について、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会によれば、住まいの安心は下記の10分野のモノサシではかるとしています。
- 地震などに対する強さ(構造の安定)
- 火災に対する安全性
- 柱や土台などの耐久性(劣化の軽減)
- 配管の清掃や補修のしやすさ、更新対策(維持管理・更新への配慮)
- 省エネルギー対策(温熱環境・エネルギー消費量)
- シックハウス対策・換気(空気環境)
- 窓の面積(光・視環境)
- 遮音対策(音環境)
- 高齢者や障害者への配慮
- 防犯対策
住宅性能の低い家とは、これらの性能が低い住宅ということになります。
住宅性能の低い家で子育てをする18個のデメリット
では住宅性能の低い家で子育てをすると、具体的にどのようなデメリットや弊害が生じうるのかをまとめていきます。実際に私自身が8年間生活した住居(ローコストの一戸建て賃貸住宅)での経験も含めて、子育てにおけるデメリットを具体的に解説していきます。
1)子供の日々の体調管理が難しくなる
断熱性能が低い家では夏場は暑く、冬場は寒くなります。そして空調により室内で寒暖差を生じてしまいます。これが原因で心身に負担となり体調を崩しやすくなるからです。
例えば、空調により身体が冷え、喉が乾燥し風邪をひきやすくなります。冬は空気が乾燥しスキントラブルにつながります(子供の皮膚は弱いです)。特に乳幼児では肌の湿疹がひどくて悩んだことがありませんか。
幼稚園や学校、家族旅行などの大事なイベントの前に急に発熱してしまい、ドタキャンっていうリスクも増えてしまいます。子供は室内環境の影響を受けやすいので、室内環境を良くすることで子供の健康管理が楽になります。
2)子供の将来的な病気につながっていく可能性
体調を崩すことが積み重なることで、将来的な病気につながる可能性があります。
例えば上記で述べたスキントラブルからアトピー性皮膚炎への移行もありえます。空気環境が悪いと、肺炎、気管支喘息や、高血圧や高脂血症といった生活習慣病の発症リスクが増加します。
寒暖差が大きく断熱性能が低い住環境では、心身に様々なストレスがかかることが分かってきています。将来的な子供の病気の予防、健康維持、増進という視点で、良い家作りをすることに価値がありますね。
3)親の生活、仕事へ影響がでる
子供が体調を崩すと親も大変です!。風邪になると幼稚園、学校から電話が入り、仕事を休む必要が出てきます。仕事の中断、職場への影響は不可避です。毎回、子供が発熱するたびに、日々の健康管理の重要性を感じます。子供の身体に優しい家作りをしましょう。
4)医療費が増える
体調を崩すと、その都度、子供のお世話代(食事、病院受診にかかる関連費など)でお金がかかります。また上述した、将来的に病気になると、医療費がかかってしまいます。
5)光熱費が高くなる
空調を整えるために冷暖房器具をフル稼働させる必要があります。また昨今の電気、ガス代の上昇のため、この先ずっと高い光熱費を払い続けなければいけません。実際、私が過ごしていた賃貸での光熱費は、すごい金額(数万/月)でした・・・。光熱費に高いお金を支払うくらいなら、月々の光熱費を安くした分を、住宅性能の高い家作りにまわすという考え方が重要です。高い光熱費により家計に負担がかかり、子育てに余裕がなくなるような生活は避けるようにしましょう。
6)家電にお金がかかる
フル稼働させると家電の寿命が短くなるため、家電を買い替える頻度が増え、家計に負担がかかります。
7)水道代が高くなる
寒暖差のある住宅では、水の使用量が増えてしまい、家計に負担がかかります。
8)火災保険料が高くなる
9)地震保険料が高くなる
木造、共同住宅、築年数の古い住宅では高くなり、家計に負担がかかります。
10)感染対策が難しい
一戸建てでも隔離できる部屋がある場合はマシですが、戸建て賃貸、アパートでは間取りは限られており、感染対策が困難なケースが多いと思います。我が家は毎回対応に苦慮していましたが、コロナウイルスや、インフルエンザウイルス感染時に家庭内隔離が困難だった経験はありませんか?。他にも小児期は、手足口病、結膜炎など多くのウイルス性疾患に罹患します。
感染対策ができないと、親に感染し、仕事に支障がでてしまいます。そのために給料が減るのは嫌ですよね。
11)周囲の空気環境の影響をうけてしまう
住宅の気密性能が低い家、換気がうまくできない家では周囲の空気環境の影響をモロに受けてしまいます。
例えば私が住んでいた一戸建て賃貸は、近所の方が畑で野焼きをしていました。しっかり窓を閉めても、気密性能が低いため自宅内に煙の臭いが入ってきてしまいました。また近所の方の喫煙の臭いも完全に防ぐことはできず、嫌な思いをしていました。
このような煙の吸入によって、将来的に肺疾患につながるため、気密性能、換気設備に配慮された家作りをすることをお薦めします。
12)遮音性がないことの影響
子供は大きな声で元気に遊びますよね。どうしても子供の声は近所に響いてしまいます。また近所の話し声、足音、車の音などの生活音も響いて気になってしまいます。
我が家では、せっかく赤ちゃんが寝ついても、近所の物音で目を覚ましてしまうことがあり子育てに苦労した経験があります。
遮音性が高い家を建てることで、近所への迷惑を意識しなくてもよくなります。子供が大声で遊んでも、無駄に注意したり怒ったりすることも減るというメリットがあります。子育てが楽になりますよね。
13)近所迷惑を考え、音楽を使った子育てがしにくくなる
我が家はピアノを習っています。遮音性が低かったため、自宅でピアノ練習がしにくい環境でした。子育てに制限がかかるのは避けたいところです。遮音性が高い住宅では、ピアノや歌の練習ができますよね。将来、音楽関係の習い事をさせたい家庭は、ぜひ遮音性にも着目した家作りをしましょう。
14)災害(特に地震)への不安を感じながらの生活
15)火災への不安を感じながらの生活
子育て中に災害、火災に対する不安を感じながら生活をすることはつらいです。良い子育ての大前提は、「安心感」だと思います。
16)祖父母にお世話を依頼する際に余計な子育て負担がかかる
両親に子供のお世話をお願いする際に、住宅性能が低い家では祖父母に負担をかける可能性があります。実際、私が住んでいた賃貸は、階段は急でお世話がしにくい環境でした。そして寒暖差が大きく、自宅に泊まって子供のお世話を頼めるような環境ではありませんでした。親の身体にも負担をかけてしまうことは避けたいですよね。
17)防犯対策が乏しい
賃貸では門柱や塀はありません。玄関扉の鍵、窓の防犯性能は最低限です。そのため盗難、空き巣被害には弱いという不安を感じながらの生活になります。子供の安心を守るためには防犯性能を意識した家作りが必要です。
18)天候不良時の子供の車への昇降がストレスに
賃貸ではよくあると思いますが、玄関と駐車場が離れているパターンです。子供が小さいうちは、子供を車に乗せるのは大変ですよね。また荷物も多く、不便です。
家作りでは、ぜひ、少しでも日々の子育て負担、ストレスを減らせるようにしたいものです。
まとめ
今回は住宅性能の低い家で子育てをすることのデメリットを一覧にし解説しました。実際に私が一戸建て賃貸(約800万のローコスト住宅です)生活で感じた具体的な経験談を元にしています。
ローコスト住宅やコストカットをした住宅は、必ず住宅性能が低くなります。記事にしたように、住宅性能の低い家で生活をすることで、見かけ上の家賃は安くなるかもしれませんが、子育てへの影響、子供の将来にはいいことがありません。無駄にお金がかかってしまう生活になってしまいます。
目先の金額や家賃だけをみず、現在~将来のリスク、コストも考えて家作りをしていきましょう。
このブログでは「積水ハウスで家作りをする過程で調べ学んだこと、悩み考えたこと、経験談」を記事にします。家作りですぐにお役に立てる実践的な内容をUpし、必ず役立つ情報を発信していきます。
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