今回は「おしゃれで便利な、素敵な玄関作りのポイント」について記事にします!
【この記事を読んでほしい人】
- より良い玄関作りをしたい方
- 最高な玄関を作りたい方
- 玄関作りのポイントを押さえたい方
【良い玄関を作りたい!】
玄関を素敵に作りたい!
雰囲気良く作りたい!
使い勝手も良くしたい!
玄関作りで後悔したくない!
どのような点に気を付ければいいのか知りたい!
このような方はぜひ最後まで記事を読んでください!一つでも玄関作りの参考になれば幸いです。
【玄関は後悔ポイント!意外と盲点になる】
家作りの中で、意外と見落としがちで、注意が向かない間取りの1つに玄関があります。
家作りといえば、「リビングや水回りの生活動線を素敵にしたい!」といった点に意識を向けますよね。
限られた期間の中で間取り、内装、外構の打ち合わせを忙しく進めていく必要があります。
日々の仕事や育児もあり、多忙な中で、家作りをしていくには多大なるエネルギーを要します。
このような中で、各間取りについて考えて打ち合わせをしていく意識が薄れていきます。下手したら設計士さん任せにしたり、要望を伝えることすらしない方もいるかもしれません。
私たちは、キッチン、風呂、洗面所などの水回りを考えることは楽しいですし、営業マン/設計士さんも注意がいきますが、玄関については意外と後回しにされがちで、意識が低くなり、建てた後に後悔しがちな場所です。
玄関について、どのようなことに注意すればいいのかは知られていませんので、自身が調べ、感じていることを記事にしてみます。
【玄関にこだわりたい/こだわるべき理由】
こだわる理由、考えて家作りをしたほうがいい理由は、「毎日使う場所」だからです。
出勤する際に素敵な玄関だと、いい気分で一日をスタートできます。
仕事で疲れ、くたくたになり帰宅したら素敵な玄関がお出迎えしてくれたら素敵ですよね。
一般的に「玄関は家の顔だからこだわる」と言われることからもこだわるポイントです。
使い勝手の悪い玄関、雰囲気のイマイチな玄関だと、せっかくの家作りが台無しになります。
【医師としての立場から、玄関作りでこだわりたい理由を考える】
私は医師として、日々緊張感を感じながら、忙しい臨床業務をしています。検査や治療がうまくいくかどうかは患者さんの人生に関わりますので、絶えず気苦労が多い職業です。
そのため一日を終えると、心身ともに疲労が溜まります。
そんな日常生活の中で、出勤する際に気分よく家を出れること、仕事から帰宅した時に素敵な玄関があることは、豊かな毎日を過ごす上で、地味に重要な点だと考えます。
私は、仕事とプライベートを切り替える場所としての玄関に、価値があると考えており、こだわるべきポイントだと考えます。
玄関は、来客時に家の印象を決める大事なポイントです。医師として、来客される友人、親族、お客さんに、「落ち着くことができる家、過ごしやすい家、心配りができる家を作ることで、いい気分になって帰ってほしい」と考えています。いい気分になって頂くことで、今後の私たち家族にも何かしらの良い影響があるかもしれません。
こんな理由で良い玄関を作りたいと思っています。
【最高の玄関をつくるために考えるべきポイント】
1.収納力をしっかり確保しよう
・日常で使う靴をどこに収納するか。
・日常であまり使わない靴を収納する場所を別途確保する。例えば土間スペースを作る。積水ハウスの住まいの参観日の実例でも、最近は玄関横に土間を確保しているケースが多いです。
・傘、子供の部活道具の収納、ゴルフ、スキー、スノーボード、子供の遊び道具など、家庭状況に応じ考えてみましょう。
・日用のコート、上着を掛けることができる収納もあると便利です。子供がいる家庭は、日常でよく使う衣服をしまえると便利かも(各家庭で異なる部分と思います)。
(自身は、生活スタイルを踏まえ、玄関にはコート収納は作りませんでした。また土間を作ります)
2.玄関を広くして無駄にお金をかけすぎない!
玄関の必要な機能に「靴を履く、脱ぐがスムーズにできる。収納力」があれば十分です。玄関は家の顔ということで、大きい玄関を希望する方が多いと思いますが、大きければいいというものではないです。住宅の値段も上がっていますし、予算はかけすぎないようにする必要があります。
最低限、靴の着脱がスムーズにできる空間を確保しつつ、削った空間を収納スペースに回すほうが便利だと思います。
3.玄関に入った時に視線の抜け感を作る
畳数が小さくても、視線の抜けを作ることで、奥行きを感じたり、空間に広がりを作ることが可能です。またほどほどに採光も確保できます。そして、視線が抜ける方向に植栽があると雰囲気が良くなりますよね。オシャレな家を見ていると、玄関にこのような工夫があることが多いです。
4.玄関の壁に思考停止してエコカラットを張らない!
某、大手ハウスメーカーの社員邸動画では、なぜか「玄関入った正面の壁にエコカラットを張って間接照明でオシャレに!」という動画が沢山ありました。皆さん、自慢げに話しているので、初めはオシャレでこうするべきだと思っていましたが、基本的に、そのようなものに頼らず、「きれいな壁を残し、魅せること」を考えるのが玄関でも重要です。
玄関に入った時に、オシャレに見せる1つの手段としてエコカラットを張る(調湿性、臭い対策もある)が重要な考え方ですので、誤解しないようにしましょう。エコカラットを張るだけでコストがかかりますのでコストカットにもつながります。
ポイントはきれいな床、壁、天井面を残すために、無駄な装飾はしないことです。
5.玄関からリビング+キッチンへの生活動線を良くする
買い物の荷物、ゴミ出し時に便利になりますよね。意識してみるといいと思います。
6.室内から直接とれるポストは便利だが、よく考える
メリットは、わざわざ雨の日や寒い日にポストまで行く必要がなくなることと、玄関先に門やポストを作るためのコストが削減できることです。
ただし断熱、気密が落ちる点、直接家とつながるため防犯面には注意が必要です。家族以外の人が玄関まで入ってくるのが嫌な方は導入しないほうがいいです。
7.流行りの2way玄関に固執する必要はない
来客時に玄関がきれいになる、動線がよくなるといったメリットはありますが。本当に使い勝手が良くなるかは、家庭により異なると思います。またコストは上がるのでよく考えて導入するか決めましょう。2Way玄関にしなくてもいい玄関にできます。
8.地窓も有効につかい採光、照明計画を
中庭が見えるようにして視線の抜けを作る等でオシャレになります。また玄関のライトの設置場所、照明の種類や演出の仕方にもこだわってみるといいですね。
9.土間を広くとる
土間を広くすることで、何かの作業スペース、自転車置き場、趣味の道具、観葉植物など置いたりできるなど活用範囲が増える可能性があります。
可能であれば、より広く採用できると使い勝手は必ず良くなります。
10.洗面は近くに設けた方が便利
帰宅時にすぐに手洗い、うがいができ、清潔にできることはいいことだと思います。
コロナ禍を契機に注目された提案であり、感染対策も含めて医師としても非常にお薦めです!(取り入れました)
11.洗面は2つあると便利
こちらもコロナ禍で注目された間取りです。帰宅したら使える洗面+お客さんが使う洗面を設置すると便利です。家族が使う洗面は別途設けるとプライバシーの確保にもなりますよね。
12.靴箱、玄関の音や臭いには注意
靴の臭い対策も気を付けましょう。リビングへ影響しないか。換気対策はどうか。また玄関扉の開閉音が寝室に影響しないか、確認しましょう。
13.玄関ドアの断熱性能に注意して選ぶ
暑い玄関、寒い玄関にしないため、また空調効率を良くするために、ぜひ断熱仕様の高いドアを導入しましょう。
14.手すりをどうするか
高齢の家族がいる家庭では初めから採用でいいと思いますが、しばらく使わないのであれば初めから設置しなくてもいいと思います。将来必要時に手すりを設置できるように予め壁の補強だけしておいてもらいましょう。ない方がスッキリします。
打ち合わせしないと、初めから手すりがついているというケースもあります。
15.コンセント設置場所
使いそうな場所を想像してつけましょう。また隠せるなら存在を隠しましょう。きれいな玄関を作る上でのポイントです。
16.スイッチの場所
使い勝手のいい場所に設置しましょう。
17.家の外からみた玄関の見え方も意識する
扉の質感、外壁と扉の色味も意識しましょう。
18.玄関の床をどうするか
タイルにするか?モルタルにするか?室内の床材と合わせて計画しましょう。
19.玄関扉の防犯性能も意識しよう
20.家への期待を高めるような玄関の雰囲気作りを
お客さんが玄関に入った時に、「この家はどこか違うな~。オシャレな玄関だから家の中が楽しみだな」と思ってもらえるような玄関作りができると素敵です。オシャレな家の玄関は、こだわりがあり、家に対する期待値が高まるようになっています。
【玄関を作る上での後悔ポイント】
あまり考えずに玄関作りをしてしまうことです。
玄関にもこだわり、意識をして、自分たちの生活に合った素敵な玄関を作っていきましょう!
【まとめ】
今回は、おしゃれで便利な玄関作りのポイントをまとめてみました。
皆さんの素敵な玄関作りの一助となれば幸いです。