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第50回総合内科専門医試験~受験体験記と試験対策をお伝えします~

 最近、職場の内科専攻医の先生たちから、内科専門医試験の勉強をしているということを耳にしました。懐かしいな~と思いましたが、実は昨年、自身も各種の専門医試験を受け終わったばかりなのです。どこか昔のように感じています(笑)。

 今回は、自身が2022年9月に受験した、第50回総合内科専門医試験の受験記についてUpしていきます。

 また出題内容についても記事にしていますので、下記記事↓を参照ください。

 

soutorenkon.hatenablog.com

 

【この記事を読むと】

・総合内科専門医試験の体験談を知ることができる。

・受験の参考になる。

 

【当日受験した感想】

 病院の転勤、平日夜や休日は子育て、仕事で疲れてしまい、結局、ネットで他の方がお薦めしているような試験対策などはできず、本番に臨んでしまいました。

 総合内科専門医試験を受けた感想としては、いくら試験対策をしていても、解けない問題は解けない。こんなの知らないよ!臨床問題で診断できても問われる内容がひねってあったり、かなり難しくて解けないといった感じでした。

 

【出題内容について感じたこと】

 総合病院勤務医の総合内科専門医にここまで詳しい知識が必要とは感じないような細かい内容が出題されていました。

 一番寝耳に水だったことは、コロナ関連の問題が一切出なかったことでした。コロナ禍で試験が延期されており、世界中で問題となったコロナ感染症に関する知識は、総合内科専門医として、さすがに知っておくべき最重要事項と考えていましたが、一切出ませんでした。おそらく、コロナ禍の前に作成された試験がそのままプールされ出題されたのでしょう。はたしてそんな試験に意味があるのでしょうか。

 Up-to-date対策は全くしていなかった(試験対策ができないまま受験した)ので、どの問題がUp-to-dateのトピックスであったのか気が付かなかっただけかもしれませんが。

 特別に対策をしていなくても、設問が難しすぎて、さほど影響がなかった印象でした。

 

【総合内科専門医試験を勉強する上で意識したこと】

 自身のように、仕事だけではなく、子供の子育てもしないといけない先生方は結構いるかと思います。試験対策ができる時間がないんですよね・・・。

 「いかに忙しい仕事をこなしつつ、子育て+家庭の中で勉強時間を確保し、効率よく試験勉強ができるか」がポイントでした。「単なる資格試験で、とにかく合格すればよい」と割り切って勉強を進めました。上記のように、自身にはとても十分な試験対策と勉強時間の確保ができないことが分かっていたので、とにかく割り切りが必要でした。

 合格点に達すればよい!のです。

 単なる資格試験なのです。

 

【自身が実際に行った対策、勉強内容の概要】

①最新のイヤーノート(2022年度)を購入した際についてくるクイックチェック(QC)を準備しました。初めはイヤーノートで大まかに概要を確認しながら進めました。ただし、たくさん時間がかかってしまいましたが、何とか一通り進めました。

 

②2週目にQCを覚えていこうと思い、初めの消化器分野を再度見た時、①で確認した内容が全く記憶に残っておらず、かなり焦りました。再度イヤーノートを確認しながらでしたが、2週目から意識的に少しずつ覚えるように努めました。この時点で試験本番4週間前くらいで、かなり焦りました。

 

③単なる資格試験と割り切りました。一つでも覚えること。

自身の専門分野以外(膠原病、免疫、アレルギー、呼吸器疾患は日常臨床で触れることがあり楽でした)に絞り、QCを、試験直前までに何とか3週チェックした程度でした。この時点である程度~何となく覚えているくらいの知識でした。

 

基本的には①~③の対策しか行えませんでした・・・。

 

④ただし、日常診療の中で、受け持ちの患者さんや、外来患者さんがもつ疾患については意識的にイヤーノートを開きチェックするようにして、なるべく日常業務と試験対策を兼ねることを意識して過ごしてはいました。試験では日常臨床での思考過程や、検査所見の確認、知識がとても役には立ったかなと感じます。

 

 上記の状態で試験に臨みました(臨んでしまいました)。

 さすがに無謀かなと思っていました。

 

【とにかく受験してみることが大事と割り切る】

 妻も、試験中の留守、子育てをしてくれており、合格できなかったら申し訳ないなと感じていました。

 しかし、くよくよしていても仕方がないので、「仕事の都合をつけること、体調を整えること、試験会場に行くこと、試験を受けることをしなければ、話は始まらない」と考え、とにかく無事に受験し終えることを目標にしていました(目標が低すぎですね)。

 

【総合内科専門医試験当日の感想】

 難しかった!落ちた!誰がこんな問題解けるのか?と悲壮感を感じていました。  

 全体的な試験時間の余裕はありませんが、自身は各試験時間毎に、約15分くらい余り、解けなかった問題をやり直していました。

 久しぶりに長時間の試験を受け、とにかく疲れました。

 休み時間はイヤーノートを用い、分からなかった箇所のチェックをひたすらしました。(妻が育児をしてくれているので、諦めるわけにはいきませんから)

 ただ、意外とできている問題もありそうだなという手応えはありました。

 少しでも甘いものを摂取し脳に糖分を送り込みました。

 しっかりトイレ休憩はするようにしました。

 

 とにかく一問でも多く正答を出すことに全力を注ぐという意識が大切です。

 

【まとめ】

 本日は以上になります。久しぶりに内科専門医試験の話題を耳にしましたのでUpしてみました。

 次の記事に実際に受験した後にまとめた出題内容(翌年受験するつもりでしたので 笑)を箇条書きでUpしておきますのでご参考にください。

soutorenkon.hatenablog.com